手のひらに乗せた金属の部品。
角の丸み、面の光沢、指先の感触。
今日のこの仕上がりは、なんだか“いい感じ”がする。
目で見る寸法も大切だけれど、
長年やっていると、感覚が先に教えてくれるときがある。
「これはうまくいってるな」と、
手が判断してくれる。
もちろん、正確さは機械が測ってくれる。
でも、それをどう受け取るかは、
経験の積み重ねだ。
今日の自分の感覚。
それを信じて進めていくと、
作業の流れもスムーズになる。
技術とは、信じられる自分の“手応え”を持つことかもしれない。
そんなふうに思えた火曜日でした。
