ガチャガチャと音のする工程や、大きな機械の前での作業も悪くないけど、
実は密かに好きな作業がある。
それは、小さなバリを取るときだったり、
一個一個をトレイに並べていくときだったり。
単調で、地味で、誰も注目しないような工程。
でも、なぜか落ち着く。
手を動かしながら、気持ちが整ってくるような感覚。
考えごとが自然と片付いていったり、
「よし、今日も悪くないな」って気持ちになれたり。
人には言わないけれど、
こういう“自分のリズム”を取り戻せる作業があることが、
この仕事を続けていくうえで、案外大事なのかもしれない。
