「“少し丁寧に”が、仕上がりを変える」 2025年6月11日 2025年6月10日 朝の光が差し込む作業台に、今日仕上げる予定の鉄板が一枚。形は整っている。寸法も誤差なし。でも、そこに「仕上がりの美しさ」があるかと言われると、まだ少し迷いがある。 角をなめらかに、面をほんのり光らせる。一手間かけたその瞬間、ぐっと「品」が立ち上がる。誰かに言われたわけじゃない。自分が「もう少しだけ」と思う、その感覚に従うだけ。 作業は効率だけでは測れない。時間をかけることより、「どんな思いで手を入れるか」。 そんなことを思いながら、今日もバフの音が静かに鳴っている。