机の上には、磨き上げられたお玉のボウル部分と、ハンドルとなるステンレスパイプ。
どちらも、何度も磨かれ、寸分の狂いなく仕上げられたものです。
光が当たると、まるで鏡のように周囲を映し出します。
🛠 一つひとつ、手作業で組み立て
中華お玉は、見た目の美しさだけでなく、実際の使いやすさと強度が求められる道具。
溶接位置のわずかなズレが、握り心地やバランスに影響します。
ハンドルとお玉部分を溶接する際、職人はわずかな角度まで目で確認し、
しっかりとした一体感をもたせていきます。
「見た目の美しさは、精度の証」
それが、若林工業が大切にしている考え方です。
✨中華お玉に込める想い
中華料理の現場では、炎の上で鍋を振るスピードと力強さが求められます。
その中で、軽さ・強さ・耐久性を兼ね備えたお玉であること。
それが、燕の職人としての誇りです。
溶接から研磨、最終検査に至るまで、
ひとつひとつの動作に意味があり、技術が息づいています。

