今日の若林工業では、板厚0.5ミリのステンレスパイプのプレス加工を行っています。
写真の中央に写るのは、加工を終えたばかりの一本のパイプ。
わずか0.5ミリという薄さの中に、強度と美しさを両立させるための職人技が詰まっています。
このパイプは、厨房部品として使われる予定。
見た目以上に精密さが求められる工程です。
⚙️ 薄板パイプの難しさ
0.5ミリのステンレス板は、まるで紙のように薄く、
少しの圧力の違いで変形したり、歪んだりしてしまいます。
プレス加工では、金型とのわずかな“遊び”を調整しながら、
形を崩さず、滑らかな曲面を作ることが求められます。
この「力加減」は、長年の経験から生まれる感覚。
数値では表せない、職人の手の感覚が頼りです。
✨ 厨房で活躍する部品へ
加工されたパイプは、このあとさらに溶接・研磨を経て、
厨房機器の一部として組み込まれます

